デイサービスセンター
晴耕雨読舎

day service center

「畑のある」デイサービス。
高槻市原の自然に囲まれた環境の中で、利用者さんが豊かな人生を送るお手伝いをします。通所介護施設として質の高い介護サービスを提供します。また園芸療法に取り組んでおり農園芸や大工仕事、室内での創作活動など「生きがい」に焦点を当てたサービスを提供します。

開所日

月曜日~土曜日(祝日も開所)
※年末年始休みあり

利用対象者

事業対象者・要支援1~2または要介護1~5の認定を受けておられる方

定員

1日22名

サービス
提供時間

午前9時30分~午後4時45分(7-8時間)

費 用

介護度に応じ、利用料の1~3割を負担していただきます。その他食事サービス費(660円)・活動材料費(220円)・お茶代(55円)をいただきます。

送 迎

利用料に含まれます。
※送迎範囲はお問合せ下さい

事業所番号等

2770903066(通常規模)

スタッフの配置状況

1日7~8名のスタッフを配置しています

管理者

1名

生活相談員

1名

看護師

1名

介護職

4名~6名

施設ガイド

周囲の自然に溶け込むように、平屋にしました。環境に配慮して屋上は草屋根になっています。太陽の光を効率よく中に入れるために明かり取りが突き出しています。周囲は縁側になっており、屋内と屋外の中間の場所が存在します。明るく、風通しが良い施設です。

晴耕雨読舎には約300坪の畑スペースがあります。主にレイズドベッド(立ち上がり式畑=足腰に負担がかからない)を「自分の区画」として自分で決めた作物を植えつけることができます。「自分の」野菜ができていくのは楽しみですよ。

レイズドヘッド車椅子や足腰の不自由な方でも「自分で」土いじりが楽しめるレイズドベッド。腰の高さぐらいのところに土があるので、無理なく農園芸が楽しめます。畑全体のうち半分以上はレイズドベッド形状になっています。

花壇玄関付近や畑の周囲に点在する花壇では、利用者さんと一緒に種から育てた苗を植え、季節ごとにできるだけたくさん花が咲くようにしています。見て切って、持って帰って楽しんでいただけるように、利用者さんになじみのある花を植えています。

清流畑の奥に行くと川が見えます。摂津峡の上流にあたるこの場所の流れはとてもきれいです。川には魚や鳥がたくさんいます。美しいカワセミを見かけることもあります。建物の中からも川のせせらぎが聞こえます。

デイルーム
利用者さんが過ごされる中心となる場所です。日当たりと風通しが良く、大きく開く窓からの景色も最高です。食事をしたり、作業をするスペースです。
明かり取り
晴耕雨読舎には2ヶ所大きな明り取りがあります。たくさん日光の入る施設です。
水槽
デイルームの端にある水槽では芥川に住む魚を飼っています。今は、モツゴとタナゴ、小ブナがいます。
ペレットストーブ
デイルームのシンボル的存在。廃木材を再利用した木質ペレットを燃やすストーブです。資源を大切にしながら暖を取れる優れものです。
トイレ
トイレは2ヶ所。車椅子の方にも使っていただける広いトイレと、通常型のトイレです。
浴室
お一人ずつ入っていただくためのお風呂です。ゆったりとバスタイムを楽しんでいただけます。リフト設置予定。
キッチン
大きなカウンター型のキッチンです。昼食の準備に使うほか、採れたての野菜を調理したり、おやつを作ったりするのに使います。車椅子でもアクセスできる、みんなで囲めるキッチンです。
静養室
お休みになりたい方に、横になれる場所を準備しています。
大工道具
大工仕事を楽しみたい方のために、大工道具と材木をそろえています。
農具
農園芸作業のための道具達です。
ビニールハウス
2010年4月に導入。おもに大工やワラ仕事などの作業場、休憩所として活用。冬でも日が当たればぽかぽかしていて気持ちいいです。
建物の裏でシイタケ栽培をしています。ほだ木は20本程度ですが、春と秋には全員が楽しめるぐらいたくさんのシイタケが収穫できます。忘れたころににょっきり顔を出す楽しい作物です。

とある1日

8時15分~9時30分にお迎え、晴耕雨読舎へ到着
まず、手洗いとうがいをします。 そして、野山が見渡せる部屋でお茶を飲んで一休み。
バイタルチェック
デイルームで血圧と体温を測定 看護師が健康状態の確認をします。
それぞれに合わせた活動

こちらで準備をしたメニューやご自身のやりたいことから活動を決定していただきます。
デイサービスセンター晴耕雨読舎では、自分の畑スペースを持っていただいています。畝3m分もしくはレイズドベッド(足の不自由な方でも使っていただける立ち上がり式花壇)を「○○さんの畑」として確保し、好きなものを植えていただいて、その収穫もお持ち帰りいただいております。
屋外ではその畑をまず見に行かれたり、手入れをする方もおられます。


室内では、季節や趣味に応じた活動をしています。 年末のこの時期なら、お正月飾りづくり。

縁側では、その材料となるワラの準備をしていている方もいます。


入浴
入浴の必要な方に入浴していただきます。

12時30分 昼食&休憩
それぞれの活動を楽しんだ後、お昼ごはんです。
自然の風景を眺めながら、みんなでお昼をいただきます。お昼ごはんの後は、少し休憩。

2時ごろから午後の活動

午後からも、ご自身のやりたいことやこちらで用意したメニューを楽しんでいただきます。
午前に引続いて畑に出て行く方もいれば、正月飾りを作る方、寄せ植えを楽しまれる方もいます。
何人かで苗の植え替えをすることもあります。
午後からは縁側の日当たりが良いので、ポカポカあたたかい縁側での作業がいい感じです。
畳の上や、ソファで「ちょっとひと休み」もありです。

4時 体操
介護予防と身体を整えることを目的に、体操を行います。

4時15分 本日の振り返り
予定表に、今日やったことを書き込みます。
その日に撮った写真も貼り付けて、今日一日を振り返ります。

4時45分ごろ
デイサービスセンター晴耕雨読舎を出発 お車でお送りします。

デイサービスセンター晴耕雨読舎では、「心が動いて身体が動く」ということに重点を置いています。お身体がどういう状態であったとしても、ご自身がやりたいこと、面白い!と思うことがあり、そのために身体を動かすことで、心と身体が元気になります。
それが、介護予防、機能回復につながると考えています。

デイサービスセンター晴耕雨読舎では活動を「全員で一緒にする」ことや「無理やりする」ことはありません。やりたいことは、人それぞれです。 お一人お一人の「心が動く」活動を一緒に考え、できるようにお手伝いをするのが私たちの仕事です。

利用者の声

長く入院していて、久しぶりに再開された利用者さん。来られると、自分の畑でたくさん収穫し、熱心に手入れをされました。畑から帰って手を洗っている時。「土さわりたくてしょうがなかったんよ」とひと言。入院生活では、外の空気を吸うことも、土を踏むことも無かったそうです。

先日、利用して1ヶ月くらいの女性の利用者の方と話しをしていたときの言葉です。
晴耕雨読舎を利用する前は、家からあまり出ることはなく、家事からも離れておられたそうです。

晴耕雨読舎を利用した最初の日、家に帰ってから食器の片づけをしてご家族を驚かされ、その後どんどん元気になって、今ではご家族に「お母さんの料理、昔の元気なときの味に戻ったね」と言われるようになったそうです。

利用の日の次の日に、少し離れたところに住んでいる娘さんが来られる予定になっていたそうで「娘が、元気になった私を見に来るのよ!」ととても嬉しそうにお話してくださいました。

晴耕雨読舎では、ご家族との連絡のために利用者の方に連絡帳を持って帰ってもらっています。その連絡帳に書いていただいたご家族からのコメントを紹介します。

12月22日(土)はあいにく一日中雨。

来られてすぐは雨が小降りのうちに、ようやく芽を出した小カブを見て喜びましたがその後、雨が強くなり外での畑作業や散策はできませんでした。
今日は、まき干大根作りや、松かさを使ってのクリスマスツリーのクラフト作りをしました。まき干大根作りでは「家で一人ではようしないけれど、ここでみんなと一緒にするのは楽しい」とKさん。

Kさんはお帰りのときにも「今日は雨のおかげで楽しめました」と。
雨は雨なりに、寒いときは寒いときなりの「○○のおかげ」を楽しんでいきたいですね。

利用者さんのご家族の方が連絡帳に書いてくださったことばを紹介します。
「母が好きなことをしているときは、身体が心地良い疲れのようで、食事もすすみ、熟睡しています。晴耕雨読舎での活動を本当に楽しみにしています。(畑づくりの指導など)少しでも人様の役に立てることが嬉しくて励みになっているようです。」

「まーた杖忘れちゃった」 普段は四点杖をついておられるAさんですが、畑を耕し始めた途端、その必要性がなくなります。 畑の中では足の痛みも忘れて軽快に動いて、畝をヒョイとまたがれます。 畑作業終了後も杖を置いたまま部屋にもどってこのセリフ。

「家を出るときは、2時ごろになったら帰りたくなるかと思っていたけど、1日がアッという間だったわ。」
デイサービス初日の活動を少し時間オーバーで終えられて。Tさんの一言。(12月6日)

デイサービスセンター
晴耕雨読舎

電話

072-689-9112

Fax

072-658-1012

場所

高槻市原2235番地

※JR高槻駅北口から「①上の口・原大橋」行きのバスに乗り「上の口」バス停下車。徒歩8分。